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音読の効用・その2

 
《 音読は本当に国語学習に効果的か? 》


 「音読の効用」(2回目)です。(1回目はこちら
 
 前回も書いたとおり、「音読がいい」とよく言われます。

 音読時の「脳の活性化」がよく言われます。

 黙読しているときよりも脳が活発に活動しているというのです。

 しかし、私が求めるのはそのようなことではありませんし、仮に脳が活発に活動しているとしても

 それは「たぶんいいことなんだろうな」くらいの認識しかありません。

 それと国語力との関連が明確ではありません。

 しかし、私も音読を生徒にするよう指導することがあります。

 その理由はもちろん「脳の活性化」などではありません。

 私が求めているのは、もっと単純なことです。


 はっきりいって音読のできない子で国語のできる子はいません。
 
 国語のできる子で音読のできない子はいません。

 ただそれだけのことです。

 ですから、国語ができるようになるには、まず音読ができるようにならないといけないのです。

 しかし、だからといって、音読ができるイコール国語ができるということではありません。

 音読が上手にできるということは国語ができるための最低条件の一つなのです。

 まずはこの最低条件の一つをクリアしてくださいということです。

 ひらがなをいつも読み間違えたり、文字をひとつずつ押さえながらでしか読めない子の
 
 国語の成績がいいはずがありませんよね。

 ですから、成績はあまりよくないが音読なら得意だという子は今後の成績アップをねらって
 
 音読の練習をする必要はありません。

 そのような子はまず音読という土台はできているわけですから、それに加えた何か別の
 
 トレーニングが必要だということになります。

 プロ野球の新人テストで、「100m走」と「遠投」がまず課せられます。
 (最近はこの新人テストはなくなりましたが。)

 この「100m走」と「遠投」ができるからといって、野球の試合で打つこと守ること投げることが
 
 上手にできるとは限りません。

 しかし、これが、それらを上手くやるための最低条件なのです。

 もっと言えば、バットを上手に振ることもできない選手が一流選手になることはできません。

 かといって、バットを上手に振ることができる選手が全員一流選手かというと決してそうでは
 
 ないのです。

 バットを上手に振ることができるのは一流選手になるための最低条件なのです。

 このようにお考えいただければいいかと思います。

 また、音読しているときは意味内容は理解できていないということもあると思います。

 音声をだすことだけに夢中になってしまって。

 しかし、それはそれでかまいません。また、それは求めるところが異なるのですから。

 このことに関してはまた機会があれば書きますね。


 この音読に関しては、顕著な例が以前ありました。

 5年生の時に音読が上手にできなかった生徒が、6年生になって急激に成績が伸びたのです。

 そのことについては以前、ブログ「化ける」に書きました。

 興味のある方はブログ「中学・高校受験の国語教室」(化ける)をご覧ください。

 
 
 音読の効用 その1 
 

 


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