中学・高校受験のための国語勉強法      

国語の苦手な子のために

      

第61号

  • 小学生用
  • 中学生用

『国語力がぐんぐん伸びる!
中学・高校受験の国語学習法』

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◆今日の1問! 小学生用

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前回の「今日の1問!」はいかがでしたか?

前回に引き続き、今回も同じ文章からです。
今回の問題もまた意外に出来ないと思いますよ。
大人にとっては簡単なのですが。


前回のものをご覧になっていない方はまずはこちらからどうぞ。



中学2年生のモモコは学校に行かず、家で料理ばかりに熱中していたが、 ある日、料理に失敗し焦がしてしまう。落ち込むモモコ。  いつもなら馬乗りになって座る椅子に今日はおとなしく腰を下ろす。

<ここから本文>

「あたし、きっともうあきちゃったんだ。毎日毎日、料理ばっかしていること」
うつむいたモモコの声は、海底からわきあがる泡みたい。
「なんだよ、急に。いきなりそんなこと、言うなよ。家にこもって料理しているときがいちばん幸せって、自分で行ったじゃんか」
モモコは、もっと深くうなだれる。手には緑のワニのミトンをはめたまま。そのおどけた顔が、この空気にそぐわない。

※ミトン=親指の部分だけが分かれた手袋。
             熱いなべやフライパンなどを持つときに使う。

中澤晶子『白ネコ横町冬ものがたり』

さて、問いです。

問1

「そのおどけた顔が、この空気にそぐわない」とはどういうことですか。
「その」「この」という指示語の内容を明らかにしながら、説明しなさい。

                                 

さて、どうでしょう。

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◆ 解答・解説

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さて、今日の問題では語句の意味がわからないのではないでしょうか

「おどける」「そぐなわい」の意味が。


そのため、「そのおどけた顔」の「その」を取り違えてしまいます。
「その顔」は誰(何)の顔だと思いましたか?

おそらく多くの人が「モモコ」と考えたのではないかと思いますが、どうですか?

「おどける」というのは「こっけいなことをしたり言ったりする。ふざける。」ことです。

とすると、そんな顔をしているのはモモコではないことはわかるでしょう。
だって、モモコの気分は今、沈んでいるのですから。

ここで、「おどけた顔」をしているのは、手にはめた「ワニのミトン」です。


次に、「そぐわない」。

「そぐわない」とは「似合わない。つりあわない」ということです。

とすれば「ワニのおどけた顔がこの空気に似合わない。つりあわない。」ということですね。

「この空気」というのは、この場面の沈んだ雰囲気のことです。

したがって答えは次のようになります。

解答


ワニのおどけた顔がその場の雰囲気にあわない

   
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◆今日の1問! 中学生用

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 今回の問題は「手紙シリーズ」最終回(たぶん)です。

'02明大明治高校の問題です。

問題はここで見てください。


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◆ 解答・解説

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は前回も出てきましたね。確実に得点しなければなりません。
「拝啓」で始めた時は「敬具」で結びます。

2〜4が、分からなかった人は解答をみて、正しく覚えておいてくださいね。

日付、自分の名、相手の名前はそれぞれ書く位置が決まっています。


さて、もう一つの問題ですが、この手紙は4月8日に書かれたものだとありますから
それにふさわしい季節を選びます。

Aの「小春日和」は秋から冬にかけての春を思わせる暖かい日和のことです。
前回も出てきましたね。

Bの「梅一輪」は冬の終わり。春が始まろうかというころに使う言葉ですから、
4月にはつかえません。

Cの「風薫る」は「風薫る五月」と決まった使い方をします。

Dの「花冷え」とは桜の咲く頃に寒さがぶり返すことです。

Eの「彼岸」とは春分の日、秋分の日を中日とした前後3日ずつ、合わせて7日間のことですから、 4月8日では少し春分の日を過ぎていますね。

Fの「春眠暁を覚えず」とは中国の詩人、孟浩然(もうこうねん)の詩の一節で、
「春になると季候も良く、寝心地もいいため、朝になってもなかなか目がさめず、ぐっすり眠る」とういことです。


そこで解答は次のようになります。


解答

1、敬具  2、四月八日  3、山口義男  4、吉川純君   
時候のあいさつ=D、F